福岡県学童保育連絡協議会からのメッセージ

福岡県学童保育連絡協議会会長　吉岡美保

福岡県学童保育連絡協議会（福岡県連協）は、1977年に『子どもたちに豊かな放課後生活を』、『働く親が安心して働くことができ、安心して預けられる学童保育を』との願いから保護者・指導員によるボランティア団体として結成され、以来37年に渉って活動を続けて参りました。発足当時は福岡県内で85箇所だった学童保育所数は、2013年度現在では1026箇所にまで増加しております。今や学童保育は、放課後の子どもたちにとっても保護者にとっても、欠く事の出来ない大切な生活の場となりました。

私たちは福岡県下の学童保育の改善･充実を図るために、日々、学童保育の質の向上、保育環境の整備などに取り組んでおります。具体的には、行政との懇談を通じで実態の説明や要望・提言を行い、指導員の専門性を高める研修や出前講座の開催、保護者向け学習会・交流会の開催、学童保育に関する調査・研究活動などを行っております。また多くの自治体の後援を受けて毎年、福岡県内で開催している「全国学童保育指導員学校九州会場」、および「福岡県学童保育研究集会」は、九州全域の学童保育の質の向上という重要な役割を担っております。

さらに全国学童保育連絡協議会や各県連協とも連携し、全国連協ニュース、県連協ニュースの配信、唯一の学童保育専門誌である『日本の学童ほいく』の販売、インターネットのホームページなどを通じ、様々な学童保育関連情報の発信も行っております。

現在、国は子育て関連法の改正に伴い、学童保育を市町村事業として条例で定め、2015年の施行に向けた準備を進めています。そしてこの法改正は、いわば保護者と指導員、各地の連絡協議会等が、国や県市町村へ長い年月をかけて働きかけた努力の賜物とも言えるものです。福岡県連恊はこの大きな変化に対応するべく、様々な準備を進めて参ります。

今後も子どもたちの生き生きとした放課後を守るため、是非、皆様も本協議会に加盟していただき、共に活動してくださることを願っております。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2014年1月27日