福岡県連協の使命
【1】福岡県学童保育連絡協議会(福岡県連協と略)にしかできないこと
最近は様々なボランティアが公的施設や事業に携わって好評を得ています。
例えば動物園、植物園、公園、観光地、美術館、病院など。立派な施設と職員配置などの予算措置があるのに、なぜこのようなボランティア制度があるのでしょうか?
それは、行政や業者が机上で検討しようにも市民の要望が届かない、また努力を重ねても立場が異なるため利用者サイドで考える事が難しく、利用者の望む細やかな施策を立案できにくいからです。その溝を利用者の立場で埋めるのが、私たちボランティアなのです。
(福岡県連協の存在意義)
①福岡県連協は上記のように、学童保育の事業者と利用者双方の状況を37年間に渉り熟知し、保護者の声、子ども達の様子を直接、把握しています。
②各地の施設の豊富な運営情報、全国各地の専門家との繋がり、署名や募金運動などの行動力、専門誌や報告書を自ら作り上げるほどの専門知識と実践力を備えています。
③同時に、県議会議員から市町村議会議員まで、大学教員から保育士までなど、政治家・教育研究者・保育団体との縦横に広がるネットワークを有する運動体でもあるのです。
④福祉関係のボランティアは自らが関心を持つ事柄に従事し、技量と情熱が並外れていること、困難にも意欲を持って立ち向かっていき、手弁当で新たな時代を作って行く使命感を持っているものです。これらは利益だけを重視する業者では決して真似ができないことではないでしょうか?
つまり、私たちは利用者と事業者サイド双方の視点を有する専門家集団なのです!
【2】運営委員会・市連協・連合会レベルでの運営の難しさを補佐できる万能集団!
現在、各所に作られた市連協、連合会の運営が難しくなっています。
事務局を置いたものの、事務員がやめる、保護者会長が倒れるなどの事態が相次いでいます。いったい誰がこのような現場を支えることができるのでしょうか?
組織の運営に当たっては、最低限の法律・補助金制度・行政用語の知識、学童保育自体に関する知識や技術、さらにパソコンやコピー機などの事務機器やマンパワーが必要です。多くの事務局には過大な負担と言えるでしょう。
(県連協へ参画する理由)
県連協は、このような組織に対する運営上のノウハウを提言することができるのです。
更に、これらの組織では困難な調査や行政への政策提言を行うことができます。
このほか毎年、大規模な研究集会、多くの研修を実施しています。
これらの理由から、福岡県連協への期待と存在意義は高まっているのです。