第6回「放課後児童クラブの質の向上のための研修企画検討会」の報告
皆様、お疲れさまです。
全国連協からの速報です。なお、赤字及び下線は、理解を深める為に福岡県連協で付け加えたものです。以下、本文です。
————————————————————————————————————————————————
本日10月21日(火)に、厚生労働省で「第6回放課後児童クラブの質の向上のための研修企画検討会」が開催されました。
本日の会議では、厚生労働省育成環境課長から、都道府県が実施する認定資格研修に関するQ&Aを出して、都道府県がスムーズに認定資格研修を実施できるようにしていきたいと説明がありました。
また、第5回の検討会から、政府が子育て分野に従事する人材確保するために新たにつくる「子育て支援員(仮称)」の専門研修(放課後児童コース)の研修内容を検討する「子育て支援員(仮称)研修制度に関する検討会」も兼ねることになったことから、「子育て支援員(仮称)研修制度に関する検討会」の「第2回専門研修ワーキングチーム(放課後児童クラブ)」としても開催されました。
本日の検討課題は、「子育て支援員(仮称)専門研修(放課後児童コース)」のカリキュラム案の検討(提案は添付の「資料2 専門研修(放課後児童コース)
のカリキュラム案」)が、そのひとつでした。
子育て分野全体に共通する「子育て支援員基本研修」(8科目8時間でまとまる)を受けることに加えて、学童保育で指導員として働く場合に、有資格者(放課後児童支援員)ではない「補助員」が得ることが望ましいとされる「専門研修(放課後児童コース)」のカリキュラム案を検討し、ほぼ添付の提案(6科目9時間で、カリキュラムは放課後児童支援員の認定資格研修のカリキュラム案となっている16科目24時間をコンパクトにした内容とすること)でまとまりました。補助員であっても、有資格者と同じ項目・内容の研修を受ける必要があるとの理由からです。
もうひとつの検討課題は、添付の「資料3 放課後児童クラブに従事する者の研修体系の整理(案)」についての検討でした。
有資格者とするための都道府県認定資格研修とは別に、現任の指導員の資質の向上を図るための研修体系をつくることとなっているため、二つの研修の関係整理、指導員の資質向上のための研修における国の役割、都道府県の役割、市町村の役割について整理していくというものです。
ここでは、厚生労働省からは、これまで都道府県・政令市・中核市を対象にした補助金(「放課後児童指導員等資質向上事業」で補助単価1自治体87万円)を、補助対象を区市町村にまで対象を広げていくことが提案されています。
また、都道府県が実施する認定資格研修の講師を対象とする研修の実施を今後検討していくとしています。
今回の検討会では、この内容について十分に検討する時間がなく、次回(11月17日(月))は、この現任研修体系のあり方についてが中心議題となります。
以上、本日の検討会の報告でした。
後日、厚生労働省のホームページで、本日出された資料がアップしますのでご覧ください。
————————————————————————————————————————————————
配布資料は以下です。クリックで開きます。