《沖縄で考えさせられたこと》

事務所のつぶやき

『みなさん こんにちは、ひさしぶりの温泉ハムリエです。』

沖縄へ旅行に行きました。那覇空港で、その日のローカル新聞を買い、私の目に飛び込んで来たのが『一日の食事 給食だけ』と一面の記事に、旅行気分が一気に吹き飛びました。

記事をつぶさに観ると、本島のある中学校のこと{毎日給食の時間に合わせて複数の生徒が現れる。一様にやせて顔色がよくない。ほぼ全員、給食が一日で唯一のまともな食事。食べ終えるといなくなる。30代の母親と兄弟3人で暮らす。母親は夜、飲食店で働く家庭。母親がネグレストで精神的に不安定で生活保護の手続きもできない、家は散乱し電気や水道を止められ公園のトイレで用を足している子。どの地域にも同じような子どもがいると学校の教論・・}沖縄は低所得で一人親世帯や若年出産の割合も高いとのこと。

一方、国は深刻な子どもの貧困問題を「子ども未来応援基金」を設立し寄付だけで済ませるようにも見えるが・・・・先が見えてこない。


今、来年の福岡県連協主催の研究集会(2016.2/28開催)実行委員会でも子どもを取り巻く状況で、虐待・いじめ・貧困等の問題を論議しています。

ある大学の教授は「社会が取り組む意義は、まず子どもの権利をまもること『貧困=経済困窮』と捉えがちだが、お金がないことだけが問題ではない。社会的孤立や虐待などのリスクが高まるという問題がある『かわいそう』だけでなく『社会の子ども』としてみんなで支えることが大事『自己責任論』では解決しない」とも。

旅行先でもこの問題は考えさせられました。帰り道に学童があったので見学をさしていただき、元気な子どもの様子、夕方には保護者が迎えにくる本土と同じ風景にホットして帰ってきました。                                                    

                                                                                                                                                                             

                         

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