『都会の豪雨』
お疲れさまです。それにしても、よくまあ雨が降りますね。
ところで『8月4日付けの事務所のつぶやき』で、水辺や崖の傍の学童保育所の注意点について書きました。
しかし、今月は日本各地で次々と豪雨災害が起き、街の中でも安心できない事が報道されています。
今月は春日市、志免町、筑紫野市でも亡くなられた方や建物・車などへの浸水被害が出ています。
今回の原因は、アスファルトやコンクリート舗装により地表の雨水が地下に浸透できず、下水道に集中し、溢れた水が逆流したり、幅の狭い川(溝)が氾濫したためのようです。
博多では、以前に川の氾濫から地下道が浸水し、亡くなられた方もいました。
つまり、現在は都市部でも豪雨の際は、危険なのです。
一方、下水道のマンホールが飛び上がって人を傷つける事故を防ぐ為に、マンホールに留め具が設置され始めました。
そのため、逃げ場の無くなった濁流が下水管を割り、突然、道路上に水が吹き出したり、道路が陥没して人が吸い込まれる事故も増えているそうです。
今回の志免町や筑紫野市でも溢れた濁流で溝と道路の境も分からなくなり、事故が起きたようですね。
また広島県の災害では、市の避難誘導が遅れてしまいました。やはり自治体も経験が無いほどの豪雨では、適切な誘導が難しいのです。
やはり、災害時は『自分で自分を守る』というのが基本だとTVの解説者が言っていました。
しかし、子どもは日常と違う風景に喜んだりします。
私が子どもの頃は、小学校の帰り道に友達と路上の水溜まりに長靴で入りながら遊んでいました。たぶん、長靴が嬉しかったのでしょう。
現代ではこんな道草も、命取りになる場合すら有りえます。
豪雨の際には、全ての学童保育所で危険への対処をお願い致します。
終わりに広島県、北海道、福岡県を含め、災害で亡くなられた方に対し、慎んでご冥福をお祈り致します。
危ないお話ばかりでしたが、備えをしながら希望も持ちましょう!
写真は高原に咲く絶滅危惧種のフシグロセンノウ。薄暗い場所に美しく咲いていました。