こんにちは!支援員のリンです。
第34回県研究集会、お疲れ様でした。記念講演の市川先生の「命と虐待」の話は衝撃的でした。子どもを死にまで至らせる親の虐待は弱者への攻撃であり、人間的な感情を麻痺させています。いろんな事例の説明を聞き、なんで…!と絶句してしまいそうでした。
今更ながら保育教育関係機関は日々の変化を観察できる場です。特に学童保育は子ども達が本音でぶつかってきます。子ども達を温かく受け止めながら、心の不安定さを見過ごさないようにキャッチする事で早期発見できるかもしれません。また、保護者の悩みや相談等の変化にも見落としがないようにしておく必要があります。何らかの変化を感じた時にはその地域の関係機関と連携を取り合っていきたいものです。
今回、医療現場では被虐待児が受診しないと発見できなかった悲惨な事例の報告でしたが、市川先生は子どもを預かる現場に携わる者への警告として知らせてくださいました。教育や保育は現場を任された者だけが担うのでなく、日常の何気ない変化を保護者にも伝え、子供の成長を一緒に見守っていけるように、共同の子育てをしていく事が何物にも代えがたいと思いました。
今回、共同の子育ての場としてこの研究集会を企画し、準備に携わってきた実行委員の皆様には、ご尽力いただき感謝いたします。