指導員(支援員)の職場について考える

保護者の窓

:保護者 OBのコスモです。:

 ほいく誌8月号「学童保育指導員の仕事と労働条件」を読んで

 以前、処遇改善の取り組をしたことを報告します。


支援員の職場環境の改善!実現するには、多くの人に指導員(支援員)の仕事をいかに理解してもらえるかが大切です。娘が当時、入学した福岡県中に位置する小学校で児童数1000名を超えるマンモス小学校、大規模化する学童保育所···、最初の頃は運営の事など右も左もわからず学童保育連絡協議会加入の事長に相談していました。理事長はよく「学童保育の役目は、ただ単に子どもを預かるだけでなく学童保育に子どもを預かる事により保護者に安心して仕事をできる環境を提供する事で家庭そのものを守るのが学童保育の本当の役目です。」だから保護者が頑張らんとどうすると!とよく話されました。学童保育を運営するには設備管理、支援員の仕事管理、支援員の保護などがありますが、中でも毎年悩ませるのは、次年度の支援員の確保です。年度末にいろんな理由で職場を離職される支援員、離職の理由に支援員の職場環境があり、年収の低さも大きな要因の一つ、学童保育を安定して運営していくには、支援員の長期雇用が欠かせないのは分っていても当時の学童保育運営は、各保育クラブに市より直接委託され保護者会が運営するという形態!入所児童の増加に保育室をいかにして確保するかが第一課題。保護者会の要望に市の担当者の方も一緒に考えて相談し対応していただいた教育委員会、学校長に感謝するも支援員の職場環境の改善には手を付けられず離職される支援員の状況が続いていました。


 理事長の学童保育への思いと今後の学童保育連絡協議会の運営計画を市に理解してもらい保護者会の運営のままNPO法人として市内の11小学校の保護者会が協力して運営することになりました。

 NPO法人として指導員待遇向上プロジェクトを立ち上げ、NPO法人と支援員がともに考え多くの時間を費やしてシミュレーションを重ね時には支援員、自らの声をNPO法人理事会で話してもらい各学童の保護者会を通じて全保護者に現状の理解を働きかけ試行錯誤の末月給制の導入などの改善を図ることができました。

 共働き家庭、ひとり親家庭を問わず保護者にとって子どもたちの健やかな成長を支援していただいている支援員の職場環境を改善できるのは保護者の声です。学童保育に通うのは、3年間だからとか小学校の時だけだからとか耳にしますが、学童保育を退所した後もその後の成長に大きく関わってくると思います。良い学童保育にはより良い職場環境を!娘も今年、大学2年生、その後学童保育に入所した3歳年下の息子と共に健やかに成長し、支援員の先生には感謝しています。

 

 

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