『記念講演に参加して』
福岡県学童保育連絡協議会は、大野城総合福祉センターにおいて定期総会前の6月14日午前10時から、下記のように記念講演を開催しました。
講師:池谷 潤 氏(全国学童保育連絡協議会 事務局長)
テーマ:「子ども・子育て支援新制度施行~学童保育の役割と課題」
まず、学童保育の始まりから保育運動の歴史と当時の政策について、スライドを使って詳しく説明されました。
☆学童保育の目的・役割についてでは
①共働きや一人親家庭の小学生の放課後の生活を継続的に保障する
②毎日の生活を通して子どもの健やかな成長を図る
③保護者の働く権利と生活を守ること の3つを話されました。
☆学童保育の基本では
①子どもの最善の利益の尊重
②学童保育の内容(児童の生活の場としての仕事)に触れられました。
☆本題の「子ども・子育て新制度と学童保育」では
①学童保育は市町村の責務として示されたこと
②市町村における支援計画策定の義務化(計画に基づき交付金が支出され、国から直接、市町村に補助される)
③市町村は、設備・運営について条例で基準を定めなければなりません。
④指導員の資格要件に基づき、県の講習を受けて「放課後支援員」となります。支援の単位ごとに2名以上の支援員を置かなくてはなりません。
⑤資格取得後の支援員の資質の向上と処遇の改善の重要性を強調されました。
パワーポイントによる説明や補助単価一覧表も添付され、とてもわかりやすい講演でした。
今回の講演をきっかけに、各地域・学童保育所で「子育て新制度」についての学習会を開催されてはいかがでしょうか。
以上、福岡県連協事務局でした。