『創造の眼』

支援員の眼

こんにちは、リンです。

先日、人権講座に行き、学習障害と向き合って生きてこられたフリーライターの大橋広宣さんの話を聞く機会がありました。

「LDの挑戦!算数0点から新聞記者に」苦手は得意でカバー!

個性を伸ばして生きるという演題で、ご自身の苦労や出会いによって自分はダメじゃない!という気持ちに変わった生き様を、ユーモアたっぷりに話していただきました。

LDは読む・聞く・書く・話す・推論するのどれかに他の人と同じスピード、同じ量で出来ない事があり、大橋さんは計算ができなかった。

今は、計算できないのが誇らしく出来なくて良かったと思っている程。

そこまでの思いに至るには大橋さん自身の両親をはじめ、出会った人々が障害を個性と受け止め自己肯定感が持てるようになったからでした。

子どもの頃からアニメや漫画好きで自分が見たことや感じたことを喋り表現して、好きな事や得意な事は抵抗なく伸ばして来られました。

両親や友達や先生の影響や出会った人との関わりが大きかったが、好きな事や得意な事をしている時にはストレスがないし思いきりやらせてもらえ、

「創造の眼」を膨らます事につながりました。

一方では出来ないことが多く、小学校では授業はチンプンカンプンで先生からも理解されず、集団行動ができないからといじめを受けたそうです。

しかし両親は厳しくもあり優しくもあり、小学校2年生の時から出来ない事があっても出来ないと一度も言わず、

他人や兄弟とも比べない事を誓い合って実行してくれ、今ではあの家に生まれてよかったと思っているとの事でした。

子どもの頃から大好きだった事が今の大橋さんを救ってくれ、職業にも繋がっています。

苦手な部分を責めず得意な部分を具体的に誉めて伸ばせば、将来必ず社会を生き抜く武器になり、苦手をカバーすると自信を持って話されました。

指導員として子ども達を見る眼は、はみ出す子ども達も受け止めきれる柔軟さを持ちたいものだと感じました。

 

注:文中のLDとは、学習障害 (Learning Disability) のことです。

 

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